教会で見かけた結婚式用の生花のレイ
レイはハワイの文化、生活に欠かせる事のできないものの1つです。
レイのイメージはいい香りの美しい色彩の華やかな花ですが、かつては神に捧げるものとして、フラの踊り手や戦士が身につけるものでした。
12世紀頃ハワイに移住してきたポリネシアン人達によって持ち込まれたのが始まりといわれてます。 そのため、レイには香りや美しさよりも、霊的な力が求められました。
レイの香りが重要なポイントとなったのは、ハワイの人たちの趣向というよりも、すでに定住していた欧米人の趣向ではないでしょうか。
今日のハワイでも、歓迎のお祝、愛情、感謝、尊敬の気持ち、幸せを願って、レイを日常的に送りあう習慣があります。
レイの豆知識
ハワイでは、妊娠している人がレイを掛けるとお腹の赤ちゃんの首にへその緒が絡まってしまうという言い伝えがあります。
そこで、妊婦さんにはレイの端をほどいて、輪ではなく一本の紐のような状態にして掛けてあげるとよいそうですよ。